床掃除に「水拭き」を取り入れよう。フローリング、畳、カーペット、床種別掃除の基本とおすすめグッズを紹介

2022-11-26

床掃除は、フローリングモップや掃除機だけでは細かい塵や埃を完全に除去できません。やはり「水拭き」は欠かせない掃除になります。ただし水拭きは「できる素材」と「できない素材」があるなど、いくつかの基本ルールが存在しています。

 

今回は水拭きの基本から掃除する際のポイント、そして、頑固な床汚れの落とし方まで、床を綺麗に保つ水拭きテクニックを紹介します。

 

 

 

目次

水拭きできる床、できない床

  • フローリング
  • カーペット
  • クッションフロア

水拭き掃除の基本

  • 水拭き掃除の手順

床汚れは塵や埃以外も。水拭きが欠かせない理由

  • 水拭きで取れない汚れの除去方法
  • 水拭きには便利グッズを活用

床掃除には水拭き機能付きロボット掃除機「ディーボット」がおすすめ

  • DEEBOT N8 PRO+
  • DEEBOT T10
  • DEEBOT XI OMNI

まとめ

 

水拭きできる床、できない床


床掃除の仕上げに、水拭きをする人も数多くいることでしょう。とくにフローリングは水拭きをした後、ツヤツヤとして部屋全体が明るい印象になるので、定期的に行いたいものです。しかし、家の床にはフローリング以外にもさまざまな素材があり、その中には水拭きをしてはいけない素材もあります。水拭きをする際には、素材ごとの特性を知った上で進めるようにしましょう。そこで、最近の家によく使われる床の4つの素材について説明します。

 

  • フローリング

 

 

 

フローリングには、天然素材を使用した「無垢フローリング」と合板などを使用した「複合フローリング」があります。どちらも水拭きは問題ありませんが、木材を表面に使用しているため、水分を残す掃除の仕方は絶対に避けましょう。水拭きした後には、セットとして「乾拭き」することをおすすめします。

 

 

 

 

畳には、い草を使用した天然素材の本畳をはじめ、最近では紙やポリプロピレンを使用した人工素材の畳があります。い草の畳はとてもデリケートなので、水拭きは基本的にできません。ただし生活していると汚れることもあります。その場合は汚れた部分を固く絞った雑巾で拭き、その後に乾拭きしてください。

 

人工素材の畳については、和紙畳は樹脂コーティングがしてあり、ポリプロピレンの畳は素材が樹脂系のため、水拭きしても構いません。月に一度くらいを目安に、固く絞った雑巾で表面を優しく水拭きしましょう。

 

  • カーペット

 

 

 

カーペットの掃除には、粘着ローラーや掃除機を使います。生活していて目につくゴミや埃は粘着ローラーでその都度取り除きます。その上で、週に2~3回掃除機をかけるようにしましょう。汚れが蓄積してきたら、月に一度くらいを目安に、固く絞った雑巾で表面を優しく水拭きしましょう。

 

飲み物など水性の汚れがついた場合は、水に濡らした雑巾に中性洗剤を染み込ませて汚れている部分をトントンと叩き、その後に水に濡らした綺麗な雑巾で残りの汚れを拭き取ります。

 

油性の汚れは、酸素系液体漂白剤と重曹を水に混ぜ、汚れている部分にピンポイントでたらします。そのまましばらく放置し、濡らした雑巾をレンジで温めて、汚れを叩きます。その後は汚れた部分に水を少量かけて叩き、乾いた雑巾で拭き取り、最後に固く絞った雑巾で拭き取ります。

 

  • クッションフロア

 

 

 

最近増えているクッションフロアは、もともと手入れが簡単にできるように作られている素材です。そのため、日常的に水拭きしても大丈夫です。汚れがついた場合は、水で薄めた中性洗剤に浸した雑巾で拭き取り、その後に水洗いして固く絞った綺麗な雑巾でもう一度水拭きします。

 

水拭き掃除の基本

 

 

 

床の水拭き掃除を行うには、いくつかの手順があります。床掃除の際にいきなり水拭きから始めてしまうと、床に落ちているゴミで床の素材を傷つけてしまうこともあります。そうすると、その傷に汚れが入り、黒ずみの原因にもなります。水拭き掃除をする場合は基本を知って、床を綺麗に保つようにしましょう。

 

床に使われるさまざまな素材のうち、い草は水拭きができない素材のため、ここではフローリング、和紙やポリプロピレンの畳、クッションフロアの水拭き掃除について紹介します。

 

  • 水拭き掃除の手順


フローリング、ポリプロピレン素材の畳、クッションフロアの床掃除は、基本的に同じ方法で行います。まずフロアモップを使用して埃やハウスダストを取り除きましょう。その後で掃除機を使い、フローリングの継ぎ目やコーナーなどの隅、巾木の埃を吸い取ります。隅は掃除機のヘッドをブラシ状の物に取り替え、埃を吸い取りましょう。

 

掃除機をかけ終えたら、固く絞った雑巾で水拭きをします。その際、一度綺麗にした場所をまた汚してしまわないように、部屋の奥から始めて入口で終わるようにしましょう。また、フローリング、和紙やポリプロピレンの畳、カーペット、クッションフロアは水拭きの際の方向があります。

 

フローリングとクッションフロアは木目に沿って、和紙やポリプロピレンの畳の場合は畳み目に沿って、カーペットは毛並みに沿って、それぞれ水拭きすると、拭き残しを減らせます。ちなみにコの字型に拭き進めていくと、より拭き残しを減らせます。なお、フローリングやカーペットは水拭きの後に必ず乾拭きをしましょう。

 

床汚れは塵や埃以外も。水拭きが欠かせない理由

 

 

 

床の掃除に水拭きが欠かせない理由は、細かい塵や埃を溜めないだけではありません。例えば、フローリングの家の中を素足で暮らしていると、床には皮脂汚れがつきます。また、食べこぼしなどの生活の汚れもつくことがあります。

 

これらをそのままにしておくと床がベタベタしてくるばかりか、黒ずんできたり、雑菌が繁殖するなど、不衛生な環境を作り出してしまいます。そのため、床は定期的な水拭き掃除が欠かせません。水拭き掃除のタイミングですが、フローリングやクッションフロアは週に一度、人工素材の畳やカーペットは月に一度、水拭きを行うようにすると、床を清潔に保てるだけでなく、ピカピカの状態が長続きします。

 

  • 水拭きで取れない汚れの除去方法

 

 

 

水拭きしただけでは取れない汚れには、それぞれ対処法があります。まず皮脂汚れが水拭きでは取れなかった場合は、お湯を使います。皮脂汚れは油なので、温かいお湯に浸して絞った雑巾で拭くと、汚れが取れやすくなります。

 

皮脂や食べこぼしが溜まり、床にこびりついてしまった黒ずみ汚れには、食器用洗剤を使います。水1Lに食器用洗剤を数滴入れたものを雑巾に浸して固く絞り、汚れの上から水拭きします。ただし強く擦るとゴミを巻き込んで床のワックスを剥いでしまう可能性があるため、優しく拭くようにしましょう。洗剤を使った後は、綺麗に水洗いし固く絞った雑巾で水拭きし、最後に乾拭きをします。

 

見た目が頑固な汚れには、つい重曹やセスキ炭酸ソーダといった、掃除に便利な洗浄剤を使いそうですが、重曹もセスキ炭酸ソーダもアルカリ性で洗浄力が強く、表面上にワックスを塗ってあるフローリングやクッションフロアでは、そのワックスを剥がしてしまう恐れがあります。

 

人工素材の畳でも変色してしまう恐れがあるので、頑固な汚れ落としに洗剤を使う場合は、食器用洗剤を薄めたものや、住居用洗剤を使って雑巾がけしましょう。住居用洗剤は二度拭きが不要なものもあるので、それらを上手に活用して掃除を行いましょう。

 

  • 水拭きには便利グッズを活用

 

 

 

水拭きは水と雑巾があればできますが、便利グッズを使うと、もっと楽に短時間で床を綺麗にできます。まず、雑巾の代わりにはマイクロファイバークロス(マイクロファイバー素材の雑巾)を使用することがおすすめです。マイクロファイバー素材は吸水性がよく、極細の合成繊維で汚れを絡め取ってくれます。フロアモップを使う際は、柄の長いモップを使うと疲れません。

 

また、「忙しくて水拭き掃除の時間がなかなか取れない」という人には、ロボット掃除機がおすすめです。ロボット掃除機は機能も価格帯もさまざまな種類が発売されていますが、購入を検討するなら、吸引清掃だけでなく水拭き清掃もできるロボット掃除機を選びましょう。

 

床掃除には水拭き機能付きロボット掃除機「ディーボット」がおすすめ


ロボット掃除機は、水拭き機能を搭載しているものを選ぶと、家の床を楽して綺麗にすることができます。おすすめは「DEEBOT(ディーボット)」シリーズです。現行のモデルはすべて吸引清掃と水拭き清掃が1台で行えます。

 

また、フローリングの一部にラグやカーペットを敷いている部屋でも、それらを正確に認識して水拭きを回避してくれる機能など、多機能さも好評です。加えて、圧倒的なコストパフォーマンスも魅力。今回は、次の3つのモデルを紹介します。

 

 

 

 

独自技術の3D物体回避テクノロジーで、家具やコードといった床に接しているさまざまな物の高さや形状を立体的に把握し、衝突を回避。また、低い段差や狭い場所も正確に把握するので、一般的なロボット掃除機に起こりやすい走行トラブルを防げます。

 

吸引清掃では、強力な吸引力に加えてV字型の「メインブラシ+2本のサイドブラシ」でゴミの取り残しを軽減。水拭き清掃時には自動認識センサーでカーペットを認識し、自動で回避して必要な所だけ水拭きをしてくれます。最大60日分のゴミを収集してくれる自動ゴミ収集機能も嬉しい装備です。

 

 

 

 

AI搭載でアップグレードした高性能障害物回避システム「AIVI3.0」を搭載し、テーブルや椅子の脚だけでなく床にあるスリッパやタオルまで正確に認識し、自動で回避します。また、最先端のマッピング技術を搭載し、麻植の中の状況を正確にマッピング。効率的に掃除してくれる点も魅力です。

 

吸引・水拭き清掃では、振動式水拭き機能がパワーアップ。いつでも床はピカピカです。ほかにも、見守りカメラや音声アシスト「YIKO(イコ)」、専用アプリ「ECOVACS HOME」での操作が可能、掃除をしながら良い香りを広げてくれるエアフレッシュナー機能など、快適に暮らすための便利な機能が満載のモデルです。

 

 

 

 

ディーボット・シリーズのあらゆる機能が搭載されたオールインワンのフラッグシップモデル。最高峰レベルの吸引力による強力なダストピックアップ力を備えた吸引清掃、水拭き清掃時には水量が少なくなったらステーションへ戻り自動給水できる全自動水拭きシステムを搭載。

 

さらに水拭きで汚れたモップはステーション内で自動洗浄し、熱風乾燥まで行ってくれるので、いつでも清潔です。自動ゴミ収集機能や最新のモップシステム、高性能障害物回避システムに最先端マッピング技術、音声アシスタント「YIKO(イコ)」まで、まさに至れり尽くせりの機能を搭載した1台は、毎日の掃除の救世主となります。

 

まとめ


床をいつでも清潔で綺麗にしておくには、水拭きは欠かせません。床に使用されているそれぞれの素材の性質を知り、正しい水拭き清掃ができれば、快適な暮らしが実現できます。水拭き清掃は週に1~3回程度が一般的な意見ですが、共働き家庭など日々忙しい人には、床清掃を丸ごとロボット掃除機に任せるのも、有効な手段です。ロボット掃除機を検討する際は、吸引と水拭き、どちらも可能なモデルを選ぶとゆとりある生活にもつながります。

 

 

●監修 本間朝子/知的家事プロデューサー

自分自身が仕事と家事の両立に苦労した経験から、時間と無駄な労力を省く家事メソッド「知的家事」を考案。「時間がない」「家事が大変」と嘆く多くの主婦の悩みを解決する。「あさイチ」(NHK)や「ヒルナンデス!」(日本テレビ)、「ESSE」(扶桑社)「レタスクラブ」(KADOKAWA)などのメディアに出演し、講演や家事アイテムの商品企画も行う。 著書に「写真で分かる!家事の手間を9割減らせる部屋づくり」「60歳からの疲れない家事」(青春出版社)、「ゼロ家事」(大和書房)、「ムダ家事が消える生活」(サンクチュアリ出版)など

当店は中国に所在するグループ会社と同じ受注システムを利用しているため、お客様の注文に関する情報を中国本社へ共有しております。
注文に関する情報の移転について同意いただいた上でご注文ください。日本国外の個人情報保護法制は こちら をご確認ください。