【水拭き】タイプのロボット掃除機のデメリットとメリットを解説。選ぶ際の注意点と便利な使い方をご紹介!
2024-09-13
水拭きタイプのロボット掃除機は本体に搭載されているモップやシートで水拭き、乾拭きができる掃除機です。ボタン1つで面倒な拭き掃除を完了できるので、最近は人気が高まっています。ただ、初めて購入を検討する人は「家で使いこなせるのか」「価格に見合う機能は搭載されているのか」など、気になる点が多いはずです。
購入後、後悔しないためにも水拭きタイプの理解を深めておくことが大切です。今回は、水拭きタイプのロボット掃除機のデメリットとメリットを詳しく解説するとともに、製品選びのポイントをまとめました。ロボット掃除機を買って後悔したくない人は、ぜひ参考にしてみてください。
<目次>
水拭きタイプのロボット掃除機とは
水拭きタイプのデメリットとは?
- デメリット1 カーペットなど濡れて困るものには使用できない
- デメリット2 段差に弱い
- デメリット3 メンテナンスの手間やコストがかかる
- デメリット4 レールや細かい溝のゴミは取り切れない
水拭きタイプのメリットとは?
- メリット1 埃や花粉を舞い上がらせにくい
- メリット2 家事の負担を軽減してくれる
- メリット3 音が静か
- メリット4 裸足で気持ちよく過ごせる
水拭きタイプのロボット掃除機の選び方
- マッピング機能があるか
- メンテナンスがしやすいか
まとめ
水拭きタイプのロボット掃除機とは
水拭きタイプのロボット掃除機は、どんな特長を持っているのでしょうか。ロボット掃除機には「吸引タイプ」「水拭きタイプ」「吸引+水拭きのハイブリッドタイプ」の3つがあります。
吸引タイプはゴミを吸い取る、水拭きタイプは雑巾がけやモップがけ、ハイブリッドタイプは吸引と水拭き両方の機能を備えているロボット掃除機です。水拭きタイプはウォーター・タンクを内蔵しており、付属のモップやシートに水をしみ込ませながら回転や振動を加えて床を水拭き。吸引タイプでは取り切れない細かい塵や埃、べたつき汚れをすっきりと拭き上げます。
一般的に、水拭きタイプのロボット掃除機が使えるのはフローリング、タイル、クッションフロアなど水拭きできる床だけ。ただ、吸引も水拭きもできるハイブリッドタイプなら使う床を選びません。AI搭載機種なら水拭きエリアを指定することも可能です。
水拭きタイプのデメリットとは?
水拭きタイプのデメリットについて解説します。
デメリット1 カーペットなど濡れて困るものには使用できない
水拭きタイプのロボット掃除機は、水拭きできない床には使用できません。水拭きできない床とは、無塗装の無垢フローリングなどです。これらが水を吸うとカビやダニの発生する原因になる可能性があります。ワックスをかけていない無垢フローリングに使用すると、水ジミができてしまう恐れもあります。無垢フローリングに使う場合は、乾拭きできる機種を選ぶようにしましょう。
デメリット2 段差に弱い
水拭きタイプのロボット掃除機は、基本的に段差が苦手です。モップやシートを床に押しつけて移動する仕様のため、2~3mm程度の段差にしか対応できません。カーペットや畳に乗り上げないようにするため、あえて段差を避けるように設定されている機種もあります。
一方、多くの吸引タイプやハイブリッドタイプでは、タイヤやキャタピラの動力で2cm程度の段差に対応できるように作られています。水拭きタイプのロボット掃除機を購入する前に、「部屋の仕切りや引き戸のレールに段差がないか」は確認しておきましょう。
デメリット3 メンテナンスの手間やコストがかかる
水拭きタイプのロボット掃除機は、メンテナンスの手間や消耗品のコストがかかります。自動運転を開始する前に、毎回ウォーター・タンクに水を入れたり、モップやシートを取り付けたりする必要があります。
交換用に消耗品のストックもあった方が便利です。ただし、メンテナンスやコストが気になると利用頻度が減る要因になります。消耗品の交換頻度や価格は、事前に把握しておきましょう。
デメリット4 レールや細かい溝のゴミは取り切れない
水拭きタイプのロボット掃除機は、引き戸のレールやフローリングの溝に入り込んだゴミや埃は取り切れません。細かい溝には、ハウスダストの原因物質が入り込みます。例えば、埃や髪の毛や皮膚片、フケ、土、砂、ダニ、昆虫の死骸や糞、ペットの毛、花粉などです。
床上のハウスダストを除去するには、水拭きタイプのロボット掃除機を稼働させた後に、掃除機や吸引タイプのロボット掃除機で溝に入り込んだ汚れを吸い取る必要があります。「吸引+水拭き」のハイブリッドタイプなら、ハウスダスト対策も万全になるため、家中の床を効率よく掃除できます。
水拭きタイプのメリットとは?
続いて、水拭きタイプのロボット掃除機のメリットについて解説します。
メリット1 埃や花粉を舞い上がらせにくい
水拭きタイプのロボット掃除機は、掃除中のハウスダストの舞い上がりを防ぎます。床掃除を開始するとき、いきなり掃除機や吸引タイプのロボット掃除機を使うと、ハウスダストの原因物質が空気中に舞い上がってしまいます。床掃除の最初に水拭きタイプのロボット掃除機を使用することで、効率的に床掃除を進められます。
メリット2 家事の負担を軽減してくれる
水拭きタイプのロボット掃除機を使えば、家事の負担を大幅に軽減できます。雑巾がけは腰や足への負担が大きく、水や洗剤で手が荒れてしまうこともあります。家中をモップやワイパーでくまなく移動するのも大変です。フローリングを綺麗な状態に維持するには、週1~2回の水拭きが理想的とされています。
1回20分として計算してみると…
・1回20分×週2日×1ヶ月(4週)=160分(約2.6時間)/月
・1回20分×週2日×1年間(52週)=2,080分(約35時間)/年
水拭きタイプのロボット掃除機によって面倒な拭き掃除の負担がなくなり、年間35時間分をほかのことに使えます。本体のメンテナンスや消耗品の交換は必要ですが、自分がその場にいなくても床掃除ができるのは大きなメリットです。
メリット3 音が静か
水拭きタイプのロボット掃除機は、吸引タイプのロボット掃除機に比べて音が静かです。吸引タイプは吸引力に比例してモーター音が大きくなるため、在宅勤務中や夜間の使用を控えている人は多いようです。
水拭きタイプは音が大きめの機種でも40~50db程度。閑静な住宅街や、図書館の中と同じくらいです。リモート会議中や就寝中など、時間帯を気にせず使用できます。
メリット4 裸足で気持ちよく過ごせる
水拭きタイプのロボット掃除機があれば、スリッパを履かずに裸足で気持ちよく生活できます。意外とキッチンまわりの油汚れや小さい子どもの食べこぼし、ペットの抜け毛などが気になって、仕方なくスリッパを履いて過ごしている人は多いのではないでしょうか。
水拭きタイプのロボット掃除機は、埃溜まりができやすいキッチンまわり、部屋のコーナー部分、ソファの下までしっかり綺麗にできます。水拭き後、乾拭きをすれば足裏汚れを気にせず、いつでもサラサラな床で過ごせます。
水拭きタイプのロボット掃除機の選び方
次に、水拭きタイプのロボット掃除機の選び方について説明します。
- マッピング機能があるか
マッピング機能が搭載された機種を選ぶことで、トラブルの回数を減らせます。マッピング機能とは、カメラやレーザーなどのセンサーで部屋の形状や間取りを把握し、賢く掃除ができる機能のことです。具体的には、以下5つのことを行うことが可能です。
√ 拭き掃除してほしいエリアの設定
√ 進入禁止エリアの設定
√ 複雑な間取りや3部屋以上の間取りに対応
√ 掃除中に自動で充電して自動で再開
√ スマホアプリでの操作(Wi-Fi接続)
マッピング機能を搭載していない機種は、壁にぶつかりながら角度を変えるなど、同じ動作パターンでしか掃除できません。家具の位置や間取りによっては同じところを回ってしまい、余計な時間がかかってしまいます。
現在、センサーの種類には「カメラ/レーザー/光学式D-ToF」の3つがあります。光学式D-ToFを採用している機種は、360度全方位の空間を素早く正確に認識・記憶できるのが特長で、複雑な間取りや家具の配置であっても隅々まで掃除できます。
吸引と水拭きが1台で同時に行えるエコバックスのディーボット・シリーズは、業界最高水準の光学式D-ToF技術を応用した「True Mappingシステム」を搭載しています。タイマー設定、スマートスピーカー、自動充電・自動再開、吸引の変更、水量の調節、音声レポートなど便利な機能を多数有しています。
- メンテナンスがしやすいか
水拭きタイプのロボット掃除機は、メンテナンスのしやすさを重視しましょう。掃除のたびにウォーター・タンクに水を入れたり、モップやシートを頻繁に交換したりするのは大変です。
吸引タイプのロボット掃除機には、充電ステーションが集めたゴミを自動で吸い取る機能が搭載されている機種があります。水拭きタイプのロボット掃除機も、そういう自動でメンテナンスしてくれる機能があると便利です。参考までに、水拭きと吸引が1台で同時に行えるエコバックスのディーボット・シリーズには、「自動給水機能」と「全自動水拭きシステム」が搭載されている機種もあります。
例えば、「DEEBOT X5 OMNI」には自動給水機能が搭載されています。充電ステーション内にある2つのウォーター・タンクから電動モップへ自動給水。全自動水拭きシステムは15分ごとに充電ステーションに戻り、汚れたモップを水ですすいで温風と高速回転で一気に乾燥させる機能もついています。自動でメンテナンスできるロボット掃除機を選ぶことで、格段に手入れが楽になります。
まとめ
水拭きタイプのロボット掃除機のデメリットの多くは、吸引と水拭きが1台で同時にできるエコバックスのディーボット・シリーズによって解決できます。
√ カーペットなど濡れて困るものには使用できない
→ 吸引に切り替えてカーペットや畳、無垢フローリングも自動清掃
√ 段差に弱い
→ フロントキャスターとタイヤを使って22mmまでの段差に対応
√ メンテナンスの手間やコストがかかる
→ 繰り返し使えるモップ&全自動水拭きシステムで負担を軽減
√ レールや細かい溝のゴミは取り切れない
→ 5000Paの高い吸引力で溝の奥深くまでパワフルに清掃
常に清潔な床をキープしたいなら、床掃除の全行程を自動化できる高機能なロボット掃除機 畳がおすすめです。ぜひ家事負担の少ない快適な暮らしを実現しましょう。