毎日は難しい!家の「掃除」の頻度は忙しさ、場所によりけり。掃除はポイントを押さえたら簡単になる
2022-11-13
女性の社会進出、子どもの養育費用、物価高・・・。さまざまな理由から、年々共働きの世帯は増え続けています。と同時に、多くの人の間で課題となっているのが、「毎日の掃除」です。
「家の中はいつも綺麗にしておきたい」
「気になる汚れがあるけど、忙しくて掃除ができない」…
だからこそ、掃除の負担を減らしつつ部屋を綺麗にできるアイデアが知りたいはず。そこで今回は、忙しい毎日でも無理なく部屋を綺麗にできる「掃除のポイント」を紹介します。
目次
共働き世帯は1,247万。現代人は忙しく時間がない
- 40年で専業主婦世帯の2倍に
- 掃除は現代人の悩みの種?
掃除は場所により頻度を変え、短時間で簡単に行う
- 毎日、念入りに掃除できない
- 「場所別」で掃除の方法を整理する
- リビング
- キッチン
- 浴室
- トイレ
- 玄関
- 寝室
- そのほかの部屋
- 「ついで掃除」をする
掃除の基本
心地良い空間にはゴミ、臭い、黒ずみ、水垢、ぬめりがない
- ゴミ/臭い/黒ずみ/水垢/ぬめりの解消法
- ゴミ
- 臭い
- 黒ずみ
- 水垢
- ぬめり
まとめ
- 毎日の掃除にはロボット掃除機「ディーボット」がおすすめ
- DEEBOT N8 PRO+
- DEEBOT T9
- DEEBOT X1 OMNI
共働き世帯は1,247万。現代人は忙しく時間がない
総務省統計局が2021年に実施した「労働力調査」(※1・2)によると、夫婦ともに非農林業雇用者の世帯を指す共働き世帯は、全国で約1,247万世帯となりました。総務省が行った同様の調査で1997(平成9)年に専業主婦世帯数を共働き世帯数が上回って以後、共働き世帯数は増加の一途となり、2000(平成12)年の共働き世帯数は942万世帯。実に、20年で300万世帯以上が増えていることになります。
一方、男女共同参画局による統計(※3)では、家庭における「家事・育児・介護」に要する時間は女性が微減、男性がやや増加となっている程度なので、現代人はどんどん忙しくなっていると言えます。
※1=出典:「労働力調査(基本集計)2021年(令和3年)平均結果の要約」(総務省統計局)
※2=出典:「専業主婦世帯と共働き世帯 1980年~2021年」(労働政策研究・研修機構)
※3=出典:「「家事・育児・介護」と「仕事」のバランス~個人は、家庭は、社会はどう向き合っていくか-令和2年版男女共同参画白書から-」(内閣府男女共同参画局)
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40年で専業主婦世帯の2倍に
夫が非農林業雇用者で妻が非就業者を指す専業主婦世帯数は、2021年現在で約566万世帯となり、共働き世帯数は専業主婦世帯の2倍以上にのぼります。社会全体で専業主婦世帯が多かった1980(昭和55)年の数字を見ると、専業主婦世帯が約1,114万世帯、共働き世帯が約614万世帯であり、現在とは真逆の状況でした。
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掃除は現代人の悩みの種?
夫婦がともに働くようになった現在、快適な暮らしを送る上では、「家庭にいる限られた時間の中での過ごし方を考える」ことを避けて通れません。慌ただしい日々の中でも家の綺麗・快適さをどう保つかは、多くの人の悩みの種となりつつあるようです。
掃除は、できることなら毎日やりたいこと。しかし夫婦がともに働いている現状では、家事を分担しても、なかなか掃除まで手が回らないこともあります。この現状を根本的に解決するには、掃除のポイントを押さえる必要があります。
掃除は場所により頻度を変え、短時間で簡単に行う
専業主婦世帯の多かった時代の「掃除は毎日行う」という考えは、共働き世帯が増えている現状を踏まえ、もうルール変更をしていきましょう。忙しい毎日の中では、掃除に割く時間、掃除の回数ともに、暮らし方に合わせる方が、家の中を綺麗に保つことができます。「隙間時間に掃除をする」「場所によって1週間のうちで掃除をする回数を考える」といったように、自分たちの暮らし方と掃除の位置づけを照らし合わせて現実的に見直しましょう。
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毎日、念入りに掃除できない
まず、毎日しっかり掃除の時間を確保できない場合は、「いつ掃除をするか」を考えましょう。夫婦で掃除を分担するのも1つのアイデアですが、近年は掃除に活用できるさまざまな便利グッズが登場しているので、それらを積極的に活用するのがポイントです。
また、朝出かける前に棚など高い場所の埃をサッと落とし、出かけている間にロボット掃除機に部屋を綺麗にしてもらうなど、「掃除をロボットに任せてしまう」のも時間を有効活用する手段です。
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「場所別」で掃除の方法を整理する
掃除の時間を考えることと並行して、「どの場所をいつ、どのように掃除するか」を考えることも、短時間で部屋を綺麗にするコツです。例えば、場所別に掃除を夫婦で分担できれば、部屋は綺麗に保つことができますし、家庭での自由な時間は増やせます。
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リビング
家の中で最も過ごす時間の多いリビングでは、ハウスダストが多く発生します。そのため、人の動きのない夜間に埃が床に落ち、それらが舞い上がる前の起床後に、フロアモップなどでサッと埃を取り除きます。掃除機をかける時間まで確保できない場合は、「週に数回と掃除機をかける回数を決める」「外出時にロボット掃除機に床掃除をお願いする」といった方法を検討すると良いでしょう。
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キッチン
調理を終えたら「コンロ周辺を使い捨ての掃除シートで拭く」「食器を洗い終えたらシンクも洗う」というように、家事のタイミングにちょっとした掃除をプラスすると、換気扇など大きな所の掃除を定期的にするだけで、綺麗を保てます。
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浴室
浴槽は入浴後に洗ってしまうだけでなく、赤カビが発生しやすい洗い場の隅も、残り湯でサッと掃除します。シャンプーなどのボトルも、赤カビやぬめりが発生する前に定期的に洗いましょう。
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トイレ
「汚れがつきにくくなるスタンプを便器内につける」「毎日寝る前に除菌シートで便器や床を拭く」など、便利グッズを上手に活用し、臭いが発生しないよう、日々の簡単掃除を行います。
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玄関
帰宅後に玄関の外で埃を払って家に入るだけでも、玄関内の埃やゴミを減らすことにつながります。その上で、週に一度は掃除機を使って埃やゴミを吸い取りましょう。
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寝室
寝室の汚れの多くは布製品による埃です。そのため、毎朝フロアモップでサッと床の埃を取るようにしましょう。起床後に窓を少し開けて換気するのも、ハウスダスト対策に効果的です。
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そのほかの部屋
子ども部屋やウォークインクローゼットなどを毎日掃除するのは大変です。「毎週末に掃除機をかける」「衣替えのタイミングで壁や天井も掃除する」といったスケジュールを立てましょう。
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「ついで掃除」をする
これらのように場所ごとに掃除方法を知り、実践するだけでなく、使った「ついで」に掃除をすることは、忙しい中での時短に役立ちます。「顔や手を洗った際に洗面台や鏡を拭く」「キッチンの引き出しの取っ手を拭く」などのように、使うタイミングで「ついで掃除」の場所を決めると習慣化につながります。
「トイレは使うたびにスプレー洗剤を吹きかけておく」など、自宅の行動から「ついで掃除」の場所を考えていくと、短時間でいろいろな場所を綺麗にできます。水回りには、クロスや使い捨てのシートを置いておき、使うたびに水気を取るだけでも清潔さを保てます。
掃除の基本
掃除を短時間で終わらせるには、掃除の基本を知っておくことが重要です。いきなり時間がかかる所から手をつけるのではなく、まず大きな物を片付けてから掃除を始めると、散らかっている所が分かりやすく、達成感も感じられます。また、埃を残さないようにする以下の三原則も覚えておきましょう。
- 高い所から低い所へと掃除をする
- 掃除機は奥から始めて手前で終わる
- 汚れが少ない所から多い所へ掃除を進める
ほかにも、床の水拭きは週に1~2回で十分ですし、「掃除機をかけた後は換気をする」といったコツも、部屋を綺麗に保つ秘訣です。ただし、生活スタイルによって適した方法は異なります。基本を押さえた上で、便利グッズや時短につながる掃除家電も上手に活用し、自分たちに合った方法で掃除することを心がけましょう。
心地良い空間にはゴミ、臭い、黒ずみ、水垢、ぬめりがない
忙しい暮らしの中でより気持ちよく生活するには、汚れが溜まりやすい場所とその解決方法を知っておくと、短い時間で簡単に掃除ができ、「ついで掃除」の際にも無駄なく綺麗にできます。汚れが溜まりやすい場所は、暮らしの中で不快に感じるポイントです。それらを取り除くだけでも、生活の満足度を上げることができます。
ゴミ/臭い/黒ずみ/水垢/ぬめりの解消法
家の中での不快ポイントとその解消法を以下に紹介します。
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ゴミ
暮らしていると常に溜まるゴミ。地域のゴミ出しの日が来るまでは、どうしても家庭内にゴミを保管しておかなければなりません。とくに缶や瓶、ペットボトルなどは場所を取ってしまいます。そこで、ベランダなどにゴミの分別ボックスを用意しておくと、家の中にゴミは溜まりませんし、捨てる際も楽にまとめられます。
そのような場所が用意できないときは、狭い場所でも置けるスリムタイプのゴミ箱をプラスするのも1つのアイデアです。その際、フタつきのゴミ箱を用いると、ゴミが溜まっている様子が視界に入らないため、不快になることもありません。肉や魚などの生ゴミは、回収日まで冷凍庫に入れて置くのも一案です。
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臭い
キッチンの生ゴミなどから発生する臭いも、家の中での不快ポイントです。生ゴミを捨てる際には重曹を振りかけてから袋に入れて捨てると、嫌な臭いを抑えることができます。重曹はシンクの掃除やコンロの油汚れや鍋の焦げつきの掃除にも使えるので、キッチンに常備しておくと便利です。
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黒ずみ
フローリングや壁の黒ずみは、油汚れや皮脂汚れ、それにカビが主な原因です。これを解消するには、中性洗剤を使います。中性洗剤を溶かした水で雑巾を絞り、汚れを拭き取ります。拭き取った後は綺麗な水で雑巾を絞り、水拭きしましょう。最後に、水分が残らないように乾拭きすることもおすすめします。
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水垢
水垢の除去には、クエン酸を使います。水200mlに小さじ1杯のクエン酸を混ぜたクエン酸スプレーを水垢に直接吹きかけて、上からラップでフタをします。そのまま1時間ほど放置し、キッチンペーパーで拭き取りましょう。一度で汚れが取れない場合は、この作業を何度か繰り返します。
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ぬめり
ぬめりの除去には、重曹やクエン酸を使います。ぬめりが気になる場所に重曹とクエン酸を振りかけ、その上にぬるま湯をかけてブクブクと泡が立ったら、そのまま5分ほど放置します。その後、ブラシなどで擦って汚れを落とします。
まとめ
忙しい毎日の中で家の中を綺麗かつ清潔に保つには、「掃除の基本」や「場所ごとの掃除方法」を知っておくだけでなく、「いつ、どこを掃除するか」といったことも大切です。その上で、便利グッズや時短につながる掃除家電を導入するなど、掃除を手間と感じることなく、家事を楽にしてくれる便利アイテムを活用してください。
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毎日の掃除にはロボット掃除機「ディーボット」がおすすめ
外出している間に家の中を綺麗にしてくれるロボット掃除機は、時間をかけず、「楽して綺麗に保つ」心強い家電です。吸引掃除と水拭き掃除が一度にできる「DEEBOT(ディーボット)」シリーズは、忙しい共働き世帯におすすめです。そこで共働き世帯に、次の3つのモデルを紹介します。
吸引と水拭き清掃を1回の清掃で行うことができます。家具はもちろん、床に散らばっているコード類まで正確に判別し、衝突を回避できる最先端3D物体回避テクノロジーも搭載。自動ゴミ収集機能もあり、掃除のたびにゴミを回収する必要がないことも、忙しい毎日に嬉しい機能です。
独自技術で障害物を正確に把握するマッピング機能や、室内のカーペットを自動で検知する機能がつき、「吸引と水拭きを1台に任せられる」モデルです。業界初となるエアフレッシュナー機能も搭載しており、掃除をしながら部屋を心地いい香りで満たしてくれます。
ディーボット・シリーズ最高峰モデルのオールインワン掃除機。吸引と水拭き清掃を1台でできるだけでなく、水拭き清掃で汚れたモップを自動洗浄・温風乾燥してくれます。「OK、YIKO(イコ)」と声をかけると返事をしてくれるので、まるでお手伝いさんがいるような感覚で使えます。声による操作も簡単な上、部屋の中を正確に判別できるマッピング機能や自動ゴミ収集機能も搭載しています。吸引力の高さも、人気の理由です。
●監修 本間朝子/知的家事プロデューサー
自分自身が仕事と家事の両立に苦労した経験から、時間と無駄な労力を省く家事メソッド「知的家事」を考案。「時間がない」「家事が大変」と嘆く多くの主婦の悩みを解決する。「あさイチ」(NHK)や「ヒルナンデス!」(日本テレビ)、「ESSE」(扶桑社)「レタスクラブ」(KADOKAWA)などのメディアに出演し、講演や家事アイテムの商品企画も行う。 著書に「写真で分かる!家事の手間を9割減らせる部屋づくり」「60歳からの疲れない家事」(青春出版社)、「ゼロ家事」(大和書房)、「ムダ家事が消える生活」(サンクチュアリ出版)など